2019年12月21日(土)札幌市北区体育館にて「第10回ソーシャルフットボールサポーターズカップ」が開催されました。
この大会には、精神障害者を中心として、フットボールを通じて共生社会の実現を目指す取り組み「ソーシャルフットボール」に賛同する人たちが参加しています。
出場は計13チーム。
各チームをメンバー構成で大別すると、健常者のチーム(社会人、大学生、高校生)、障害のある人・ない人の混合チーム、精神障害のある人だけのチームに分けられますが、実際の試合はそのような分け方が意味をなさない、真剣勝負のフットサル大会でした。
今回は、毎年参加のある札幌・北広島・恵庭・当別・小樽・倶知安・苫小牧・名寄・帯広といった地域に加え、旭川のチームが初参加してくれました。こうして全道各地の仲間が定期的に顔を合わせ一緒にボールを蹴ることで、ソーシャルフットボールのネットワークが維持されています。
大会は、4つの予選グループに分かれ、上位2チームが決勝トーナメントに進むという形で行われました。参加者全員が十分にプレーを楽しめるよう、下位チームにもトーナメントが用意され、全てのチームに順位がつくよう工夫されていました。
さらにこの大会は、上位チームだけでなく、中~下位のチームにも不規則に賞品が当たるため、決して最後まで気を抜けません。女性のみの3チームによるレディースマッチも行われました。熱戦の様子は写真でご覧下さい。最終順位は以下の通りです。
- トットランド(倉本さんと仲間たち)
- カタカナアリアンサ(札幌、ほっとステーション)
- い~やつ~ら(毎年出場して下さる社会人チーム)
- SafilvaA(Safilvaの高校生チーム)
- 札幌SC(北海道精神障害者スポーツサポーターズクラブ、運営しながら)
- あしすと(旭川から初出場、精神・知的障害のある選手たちがメイン)
- SafilvaB(Safilvaの高校生チーム)
- ここスマ(ここリカ+スマイル長野)
- ひらがなありあんさ(札幌、ほっとステーション)
- ウィンターハヒンク(道内各地から集まった当事者チーム)
- ふぉれすと(小樽、いしばし病院のデイケアが母体)
- KSC JUNTOS(倶知安、当事者と社会人混成チーム)
- 北海道医療大学(学生+個人参加者の混合チーム)
準備から当日まで、ご協力・ご尽力下さった皆様に心より御礼申し上げます。
来年もご参加お待ちしております。
(文・井上誠士郎)