道南ソーシャルフットボール立ち上げについて
2024年5月末日、北海道精神障害者スポーツサポーターズクラブの石金病院高谷さんの活動報告を聞き、道南でもやらなければいけないと熱い気持ちが込み上げてきました。
何年も前から道南でのソーシャルフットボール普及の話があったとのことだが、立ち上がり定着しなかったということだったため道南の地に定着させる事は非常にハードルが高いものなのだと感じていました。
道南は、精神障害に関する自助グループは無く、他に精神障害者を中心としたスポーツも含めたクラブ活動のようなものは展開はしていませんでした。(一部、事業所内での取り組みでは存在している)
さらに、フットサルを行っていたデイケアもあったが、メンバーの高齢化やコロナ禍等の影響により活動を休止せざるを得ないという状況のようでした。
精神障害者の方々が楽しく、気軽に参加できるような場所、参加する一人一人がソーシャルフットボールを通して成長しスポーツに喜びや目標を持てる環境を作りたいという思いで様々な仲間の協力を得ながら立ち上げさせていただきました。
将来的には、道南全域に広がる活動としていきたいこと、
道南函館の風土のようですが、
「戦前の函館は来る者は拒まず、なんでも取り入れる開放性があった。しかし戦後、一転して今までのストックをいかに守るかということに注力した」
来るものは拒まず、根付いたものについては何とか守り続けるという地であるということを念頭に出来上がったこのソーシャルフットボールを地域全体で盛り上げ、継続し続けていきたいと思います。
佐久間 裕
令和6年9月8日道南ソーシャルフットボール始動
2024年9月8日(日)、函館フットボールパークにて「道南ソーシャルフットボール」が発足し、活動を開始いたしました。
記念すべき第1回には、市内の精神障がいのあるプレイヤーや支援者の方々に加え、本会の活動に興味を持ってくださった一般の方々にもご参加いただき、総勢40名弱の賑やかなスタートを切ることができました。
初めての運営で不慣れな点も多く、準備不足によりご迷惑をおかけする場面もありましたが、参加者の皆様のご協力のおかげで、会場には笑い声や歓声が響き渡り、素晴らしい時間を過ごすことができました。
第1回の内容としては、準備運動とパス練習を行った後、試合形式で進め、途中には東北からの参加メンバーとの“海峡ダービー”も開催されました。熱戦の末、結果は引き分けに終わりましたが、皆で笑顔になれる素晴らしい試合となりました。
今後は、初心者の方に向けた練習時間を設けるなど、障がいの有無に関わらず、より多くの方が参加しやすい環境を整えていく予定です。
最後に、地元企業の協賛や、東北・札幌から駆けつけてくれたソーシャルフットボールメンバーのご協力をはじめ、本会の発足に向けてご指導・ご尽力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
これから、この活動が道南に根付くよう、運営メンバー一同、全力で取り組んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
山田竜大