第1回Safilvaカップ<エスプランドルみやぎ>

11月19日(土)、北海道は石狩郡当別町にて開催された、第1回ソーシャルフットボール『Safilva Cup』にエスプランドルみやぎとして参加しました。

参加チームは、みやぎも含めたソーシャルフットボール3チームに加え、当別町役場、北海道医療大学、SafilvaU-15、北海道精神障害者スポーツサポーターズクラブの計7チーム。

みやぎからの参加者、選手6名、スタッフ2名の計8名で臨んだ今回の遠征は、チーム創設以来としては最も人数の少ない遠征となりました。
その理由としては、これまで活躍してきた選手の就労や生活環境の変化が挙げられます。いずれも、選手たちのステップアップがチーム離脱に繋がっていますが、フットボールが生活から離れているのではなく、生活の中心が「フットボール」から「働く日常」に変わりつつあるようです。

エスプランドルみやぎの大会結果としては2勝2敗2分けの5位。

印象的だったのが、大会3位となった北海道医療大学を相手に、試合を通して集中力を切らすことなく1-0で見事に勝利したものの、次の最終戦で北海道のソーシャルフットボールチーム、リベルダージ北海道(本大会時は石狩選抜)に1-4で完敗したことです。

チームの強さを感じた試合の直後に、最終戦(両チームともに)で終始ペースを握られ、チーム力の差を痛感する事となりました。
しかし、完敗して大会を終えながらも選手には疲れだけでなく、充実した表情も見られました。チームとしては、勝ち方と負け方の内容の差を埋めていかなければなりませんが、自信に繋がった事や課題を選手それぞれが大会を通して得ることが出来たことが何よりの収穫だったと思います。

大会後の懇親会では北海道と宮城県の選手・スタッフで交流と情報交換を行うことが出来ました。ソーシャルフットボールに係ることで、久しぶりに再会してお互いの近況報告が出来る仲間が全国にいることを改めて実感する事が出来ました。後日、選手から宮城県精神障害者フットボール協会コネクトの運営に携わりたいとの要望が聞かれ、新たな動きも見られています。 

今回の大会で得られた経験を宮城に還元し、チームの強さだけではなく、ソーシャルフットボールにおけるネットワークの強化や活動の理解・普及を広めていくことを選手と共に推進し、「またこの北の大地に帰ってこよう」とみんなで誓った遠征でした。

宮城県精神障害者フットボール協会コネクト理事
JSFA地域推進委員
荒谷 拓郎

関連キーワード: safilva safilva cup ソーシャルフットボール 宮城 当別 札幌